動きつつある新型自作交通信号機「ひかり201号」--灯器とケーブルと交差点を作る

更新: 2005年12月4日
作成: 2004年11月1日


新型の自作交通信号機「ひかり201号」の制御基板が完成しました。

LEDを連ねた灯器や柱を作り、交差点の模型に乗せればできあがりですが、現在は灯器を柱につける前の段階で、動作を見ています。

美しいLEDの光

LEDを並べて灯器を作る

信号機の、ランプが並んでいる部分を「灯器」と言います。自動車用のはたいてい、丸いランプが3つ並んでいます。歩行者用のは、四角いのが2つです。

自作の信号機「ひかり201号」では、灯器をこんな素材で作りました。

すっきりとしたデザインです。というか、単に部品が並んでいるだけにしか見えないような気もしたり…。柱につけるときは、LEDの足を少し短くして、足の長さをそろえたいところです。

灯器の様子

以下の点がポイントとなります。

ジャンクの組み電線で配線

灯器と制御基板をつなぐ電線は、かなりの本数が必要です。ランプのためのI/Oは12本用意してあるので、たくさんの電線を並行して引く必要があります。

以前はエナメル線でこの部分を作った経験もあるのですが、今回は秋葉原のジャンク屋で買った組み電線を使いました。写真のような物が何本かで105円でした。というか、これくらいの物なら、知り合いを当たればタダで手に入ったかも、と思います。

組み電線

これを、7本ずつにより分けて、7本組みのまま使います。線が一組にまとまっているので、すっきりとした感じになります。

制御基板とつなぐ部分では、コネクタにあったピンへッダを使い、ケーブルを簡単に着脱できるようにしました。

制御基板との接続部分

車道用の灯器1つと歩行者用の灯器2つを、1つの柱につなぎます。現在は、柱2本ぶんの灯器ができています。最終的には、柱4本ぶんまで作る予定です。

園芸用のポールで柱を作る

信号機は、柱にくくりつけられて使われています。なので、柱の準備です。

柱の材料には、園芸用の細めのポールを使いました。長かったので、切って使っています。

柱を取りつけるのは、交差点ですが、交差点のかわりに、透明なアクリルケースを用意しました。現在は作りかけですが、少しずつ交差点の雰囲気を出していきたいと思います。

交差点となるべく柱と箱

ちなみに、部屋の照明を消すと、こんなふうに部屋がカラフルに染まります。

暗い場所で撮影

現在、この信号機のおもちゃは既に、信号機としては正しく機能するようになっています。リモコンでの操作も、ちゃんとできます。

あとは、灯器を完成させて、箱とポールで交差点を作り、きちんとセッティングをすれば完成です。

LEDを連ねた灯器と、ケーブルやコネクタのたぐいは11月3日に完成しました。柱4本ぶんのLED28本全てを点灯させると、ご覧のようにすばらしく鮮やかで明るい世界が広がります。

完成した4セットの灯器

11月6日には、柱の部分が完成しました。柱に使っている園芸用のポールは、外皮がプラスチック、内部が金属になっています。なので、金属の部分を互いにはんだ付けして、柱を組み立てました。

柱の様子

信号機全体としては、柱に灯器を取りつける部分がまだできていないので、テープでとめただけになっており、完成までもう少しという感じです。

もう少しで完成

その後、「タウンページ」の上に、交差点を構築してみました。

タウンページ交差点

実は、灯器を割りばし製に変更しています。こちらのほうが、木工用の接着剤でつながるので、工作が楽でした。木製なので、暖かみも出ました。

割りばしとエナメル線の灯器

よく見ると、配線がエナメル線に変更されています。こちらのほうが、本数が多いときにコンパクトになり、目立ちにくくなります。なんだか、従来機種「ひかり103号」に少し近づいてきたような気もします……。

新型の信号機「ひかり201号」は、音響信号機としても動作したり、リモコンであれこれ設定できたりと、面白い機能をたくさん盛り込んであります。

今後も、少しずつ紹介していきますので、どうぞお楽しみに。


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