2004年4月3日
この前の記事で紹介しました西日本版の扉チャイムですが、音声波形を作っているのは、マイコンのソフトウエアですので、ソフトウエアを交換すれば、鳴らす音を変えられます。マイコンのプログラムはフラッシュメモリに書き込まれているので、何回も書き換えられます。
もしも、この扉チャイムをお作りになっているのであれば、今回紹介する新しいソフトウエアをお楽しみいただけます。それぞれソフトウエアは、マイクロチップテクノロジー社が出している統合開発環境MPLABのバージョン6で使える、ソースコードとして提供しています。
今回は、JR東海の313系(新快速)と、ずっと前別の回路図で作成した営団(現在の東京地下鉄)02系の扉チャイムを再現するソフトウエアを紹介します。
なお、対象となるハードウエアは、マイコンのクロック周波数が4MHzになっている扉チャイムです。
ずっと前に紹介したクロック周波数が32kHzの扉チャイムでは使えませんのでご注意ください。
こんな音(040403a7.mp3)を鳴らしているのが、JR東海の名古屋近辺で新快速などとして活躍している313系電車です。
プログラムは、以下にあります。もとのプログラムとの違いは、音程を決めている定数の部分と、繰り返す周期の回数などに限られます。大くの部分は、共通になっています。
私がいつもお世話になっている電車で、扉の開け閉めをするたびに、こんな音(040403a8.mp3)がします。
こちらを実現するソフトウエアは、次のようになります。
もともと最初からあったソフトウエアです。こんな音(040403a9.mp3)がします。
この音を実現していたソフトウエアは、このようなものでした。