2020年7月25日
パソコンでYoutubeを再生する際、ブラウザの画面を最小化したり、再生画面を別のタブで隠したりすると、映像のデコードをやめ、音声だけの再生に切り替わる。CPU使用率がぐっと下がるので、BGMとして聞きたい場合などに適している。
パソコンでYoutubeの動画を再生するとき、CPUの使用率はそれなりに高くなる。
動画の解像度やコーデックにもよるが、手持ちのパソコンではCPU使用率が20%くらいになることが多い。動画が60pだったり、AV1形式だったりすると、CPUを半分程度使ってしまうこともある。
CPU使用率が高いと、冷却ファンがうるさくなったり、ノートPCだとキーボードが熱くなったりと、不都合がある。外出中の場合は、ノートPCの電池の減りも早くなってしまう。
Youtubeでは、再生中のウインドウを最小化すると、映像の処理をやめ、音声だけの処理に切り替わる。映像は見られなくなるが、音声は引き続き再生できる。
音声だけの再生中は、CPU使用率が下がる。手持ちのパソコンでは、映像ありで20%程度だったCPU使用率が、ウインドウを最小化するだけで2%程度まで下がった。この程度であれば、冷却ファンがうなりを上げることはないし、ワープロやエディタなど他のアプリへの影響も軽微なので、とても扱いやすい。
ちなみに、Youtubeが映像の処理をやめていることは、タスクバーでYoutubeの部分にマウスカーソルを当てることで分かる。ウインドウのサムネイル(縮小版)が表示されるが、そこに表示される映像は止まっていることが分かる。
Youtubeのウインドウで、別のタブに切り替えて、映像の表示を隠した場合も、音声だけの処理に切り替わり、CPU使用率が下がる。このときは、Youtubeの音声をBGMとして聞きながら、別のサイトを見ることができる。
なお、タブレットやスマホでYoutubeを再生する場合は、画面を閉じたり切り替えたりすると、再生が止まってしまい、音声を聞き続けることはできない。
タブレットやスマホでは、音声だけの再生は、有料機能となっているそうだ。モバイル系では何かと課金する傾向は、国内企業だけではないようである。
逆に考えれば、PCでYoutubeを再生する場合は、音声のみの再生を追加課金なしで楽しめるので、お買い得であるとも言えるだろう。
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製作・著作:杉原 俊雄(すぎはら としお)
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