2013年4月28日
趣味でAndroidアプリを開発する上での目的を考えてみました。
楽しいことをするのが趣味ですが、動機をはっきりさせたほうが、より楽しめそうです。
スマートフォンやタブレットで動くアプリを開発すると、自分が書いたプログラムを手軽に持ち歩けるようになります。
私が持っているタブレットは、Androidが入ったNexus 7ですので、Nexus 7の中で自作のプログラムを動かして遊びたい、というのが趣味の動機です。
何を楽しみたいかをもう少し考えて、以下の2つを目的にすることにしました。
市販されていないアプリを書いて、好きなことを表現したい
コンピュータの楽しいところは、市販のソフトだけでなく、自分だけのソフトを作れることです。
趣味でソフトを書いて、手作り感を楽しみます。
自分で作ること自体を楽しむことは、料理や手芸、園芸などと似た趣味と言えましょう。
最新の技術にふれて、論理的に考える訓練を積みたい
Androidは、google社などが開発した最新のOSで、時代を先取りした技術が多く含まれている、と思われます。最新の環境でソフトの開発を体験すれば、論理的に物事を組み立て考える、よい訓練になると思います。
Androidでは、開発環境が無料で公開されているので、端末が1台あれば、時間さえあれば、誰でも最新の技術に触れられるようになっています。
Androidのソフトを開発する方法は、1つではありません。
少なくとも、以下の方法があります。
HTML5を使ってホームページのように作る
最近のHTMLは、スクリプトと組み合わせて使えば、アプリケーションのGUIやロジックを作る道具としても使えるようになっています。
HTMLを使い、ブラウザの中で動くアプリケーションを作れば、パソコンだけでなく、スマートフォンやタブレットからもアクセスして遊べます。
趣味用の開発言語を入手する
市販のソフト開発に使われる本格的な開発環境は、ちょっとした趣味では扱いにくい場合もあります。
趣味専用の開発環境や開発言語を使うと、手軽にプログラム作りを楽しめます。
BASIC言語などを動かせるアプリが、市販されているそうです。
この方法は手軽ですが、できることが制限されており、本格的な開発はできないようです。
Android本家が公開しているSDKを使う
Androidネイティブのアプリケーションを、Androidの本家が公開しているツールを使って開発します。
Java言語を基本とした開発となりますが、Android特有のルールが多く、けっこうややこしいです。
本家では、ドキュメントが全て英語だったりもします。
このあたりは、趣味ですので、何を選んでも外れはありません。
どの方法でもそれなりに楽しめそうですが、あえてAndroid本家の公開しているSDKを使った開発にチャレンジしてみます。
Googleが開発した技術って、どんなものだろうか?といった好奇心があるからです。
趣味とはいえ、勉強しないとアプリの作り方は分かりません。
学び方も、いろいろとあります。
本や雑誌を買ってくる
まずは、一番おすすめできる方法です。
日本語で書いてあるので、取り組みやすいです。
趣味の対象がゲームなのか、文字やデータの処理なのかによっても、あれこれ選べるだけの種類の本が出版されているので、やりたいことにあった情報が手に入ります。
雑誌でも、頻繁に特集が組まれるので、新しい情報を手っ取り早く見つけられることでしょう。
書籍の場合は、情報がすぐに古くなってしまうので、インターネットなどで補わないと、すぐに時代遅れになってしまう問題はあります。
インターネットで調べる
開発の経験をサイトにまとめている方がたくさんいるので、困ったことがあれば検索すると、方法が見つかることも多いです。
ただ、一番役に立つのは、本家に掲載されている英語の技術情報です。
開発環境を提供している本家(http://developer.android.com/)は、一度は訪れるべきサイトです。
これを読んで、英語で技術情報を学ぶ体験をする、というのも、面白そうです。
日本語では、http://android.keicode.com/が、面白いです。
知っている人に聞く
近くに経験者がいたら、いろいろと聞いてみることをおすすめします。
私のまわりには、そういう人がいませんので、少々さみしいです。
とにかく作ってみる
開発用に、タブレットなどを用意して、とにかくアプリケーションを書いてみることをおすすめします。
開発環境についているサンプルを、少し改造して動かすだけでも、面白さが見えてくると思います。
このホームページで紹介しているのは、趣味としてAndroidのアプリを作ることを学んだ過程です。
Androidはたいへん高機能なので、趣味で学ぶにしても、どこから学んでいいのか途方にくれる面があります。
「こんなふうに学んだら、あんなことが分かった」というように、学んだ記録を残すことで、これからAndroidをいじろうと考えている人の参考になればと考えました。
体系立てられた教科書ではありませんので、これだけを読めば全てが理解できる、という性質のものでは全くありません。
さきほど紹介した、本や雑誌、他のWebページ等の情報も活用して、少しずつ、実際にアプリを動かしながら学んでいくと、楽しいと思います。
私は、いきなり英語のWebサイトだけではやっていけないので、まずは日経ソフトウェアという雑誌を読むことから始めました。
この雑誌に、Androidでアプリを書くのは楽しいと書いてあったことが、Androidをいじりたいと思ったきっかけだったりします。
開発環境をインストールしてからは、なるべく本家の英語(http://developer.android.com/)を読んで学ぶようにしています。
英語を、語学としてだけでなく、技術の習得のために活用できたら、面白いと思ったからです。
とはいえ、そう簡単ではありません。果たして、どうなることやら・・・。
杉原俊雄のホームページ→ Androidアプリ開発メモ(もくじ)
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