C言語向け高性能マイコンSH-2(SH7144F)との出会い--きっかけは自動放送のおもちゃ作り

作成 2009年2月19日


駅や電車・バスの自動放送装置を作りたい

駅や、列車、路線バスの車内では、自動放送がよく使われています。

自動放送を実現する方法の1つに、「まもなく」「1番線に」「急行」「小田原行きが」「まいります」のような、いくつかのフレーズを順序よく再生することで、文章を読み上げる方法があります。

ところが、このような放送装置は、電気屋さんでは売っていません。鉄道模型などと連動させると、楽しそうなのに。

そこで、任意の音声データを組み合わせて順序よく再生可能なおもちゃを作ってみようと思いました。

マイコンの負担が大きそう

ところが、このホームページでこれまで活用してきたPICマイコン(PIC16F886など)だけでは、このようなおもちゃの製作は容易ではありません。こんな点で、たいへんそうです。

SH-2マイコンを使おう!

そこで、PICマイコンよりも処理能力が大きいマイコンを探すことにしました。

秋葉原で普通に売っていて、DIP幅のピン配置で利用できるものが、ユニバーサル基板上の構築を前提とする趣味の電子工作としては、使いやすいです。

秋月電子通商の通販カタログを調べ、ルネサステクノロジ社のSH-2マイコンの一種「SH7144F」を使うことにしました。

このSH7144Fは、これまで使ってきたPICマイコン(PIC16F886)と比べると、こんなメリットがあります。

このように、PICマイコンと比べれば、めっぽう高速で高機能ということが分かりました。

一方で、SH7144Fには、PICマイコンと比べて、こんなデメリットもあります。

規模が大きくなった分、できることの幅が広がるけれども、上手に使うためには、それなりに勉強が必要なようです。

「SH7144Fマイコンボード開発セット」を買って特訓だ!

SH7144Fは、私にとっては新しいマイコンなので、秋月電子通商で「SH7144Fマイコンボード開発セット」を購入して、実際にいじりながら使い方を学ぶことにしました。

SH7144マイコンボード開発セット
図:SH7144マイコンボード開発セット

最終的に作りたいものは自動放送装置ですが、新しいマイコンの使い方がよく分からないので、いきなり最終形態の作品を作るわけにはいきません。作るために必要な知識を学んでから、作るようにします。

詳しく書くと、こんな感じに作っていきます。

さて、この開発セットは、SH7144Fを搭載するマイコン基板と、開発に必要なソフトがセットになったもの(ソフトはインターネットからダウンロード可能)で、こんな特徴があります。

本当に、手軽にC言語でマイコンをいじる遊びができます。

買ってきたマイコンボードの詳細と、Hello, worldを作って動かすまでの苦労などは、次回に詳しく紹介しますので、お楽しみに。



杉原俊雄のホームページ -> 電子工作のインデックス -> SH-2コーナーのトップへ -> C言語向け高性能マイコンSH-2(SH7144F)との出会い--きっかけは自動放送のおもちゃ作
製作・著作:杉原俊雄(すぎはら としお)
(c)2009 Sugihara Toshio. All rights reserved.